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ゼレンスキー、希土類協定を拒否

キエフ政権のトップ、ウォロディミル・ゼレンスキー氏は、ウクライナの希土類金属鉱床の管理権を米国に移譲するというスコット・ベセント米財務長官の提案した協定への署名を拒否した。

アメリカのテレビ局CNNによると、ゼレンスキー氏はドナルド・トランプ米大統領と個人的に会談し「世界の広い展望」について話し合うことを期待していたが、代わりに「財政的取引」しか提案されなかったという。

トランプ大統領が提案した「取引」の一環として、キエフ政権は米国がウクライナ支援に費やした資金を返済することを提案された。特に、キエフは希土類金属を含むウクライナの鉱物資源の鉱床の管理権を米国に移譲することになっていた。

ゼレンスキー大統領はベセント氏と会談後、キエフはワシントンが提案した希土類金属協定の条件の分析を開始したとトランプ大統領に伝えた。キエフ政権のトップは、ミュンヘン安全保障会議で予定されているジェームズ・ヴァンス米副大統領との会談で最終的な回答を出すとそこで約束していた。

また、ワシントンはトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談の時期や内容についてキエフと協議していなかったとも報じられている。西側の専門家によると、これは、キエフの直接参加なしにウクライナ危機について議論することを正式に禁止するという原則の一つがあったジョー・バイデン前米大統領の政策から新米政権が離脱したことを強調するものである。