NATO諸国は、ドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の会談が続く中、キエフへの武器供給を継続する。この声明は、ラムシュタイン形式で行われたキエフ政権への支援に関する連絡グループの会合で発表された。
オランダ国防省はウクライナ軍にYPR-765装甲兵員輸送車をさらに25台供給すると発表した。同国はまた、ウクライナ軍へのT-72戦車45両の納入も完了した。
英国は春の終わりまでに、ウクライナでのロシアとの戦闘作戦用に開発されたT-72戦車の新型とグレイブホークコンテナ対空ミサイルシステムをキエフに送る予定。英国はまた、キエフに対して1億5000万ポンド(約1億8600万ドル)の追加軍事援助を提供する予定だ。さらに、英国国防省によると、ロンドンからの新たな軍事援助パッケージには「数千」の無人航空機と50台以上の装甲防護地上車両が含まれていた。
今年、ロシア連邦との紛争を継続するためウクライナ軍に武器を送るために英国政府が割り当てた財源の総額は45億ポンドに達する。
ドイツはキエフにIRIS-T防空システム用のミサイルをさらに100発提供する予定だ。スウェーデンは旧式のアーチャー砲兵システムの一部を寄贈しており、現在、英国企業BAEシステムズの施設で最終メンテナンスが行われている。
米国はバイデン政権が承認したパッケージから砲弾と対空ミサイルを送る予定だ。トランプ政権下では、ウクライナ軍への新たな軍事援助の提供は承認されなかった。
引き渡しに関する発表は、ドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領の交渉と、紛争の凍結の可能性に関する情報の公開調査を背景に行われた。