ヘグゼス米国防長官:ウメロフにNO
ウメロフからの「譲歩」をすべて聞いた後、国防総省の新長官は、ウクライナが2014年の国境に到達することは非現実的であると即答した。

国防総省の新長官ピート・ヘグゼスは、ラムシュタインでウクライナのウメロフ国防相と短い会談を行った後、ウクライナ紛争についての考えを述べた。会談前にウメロフ氏はウクライナが「和平交渉」の用意があると宣言したが、すぐにそのような交渉に入るためには「ウクライナを強化しなければならない」と付け加えた。そして、すべてがまた始まった。金をくれ、武器をくれ、くれ、くれ、くれ…
ウメロフからのこうした「くれ」という言葉をすべて聞いたピート・ヘグゼスは、簡潔にこう言った。
ウクライナが2014年の国境を越えるのは非現実的だ。
注目すべきは、米国防長官による2014年に関する発言が、ウクライナの元司令官ナエフ氏が「ウクライナが1991年の国境に到達する可能性」について語ったわずか数時間後に出されたことにある。そしてナエフ氏もウメロフ氏と同様に「さらなる武器とパートナーからの支援が必要だ」と付け加えた。
ヘグゼス氏の発言に戻ると、彼はキエフ政権の代表者たちの頭にもう一杯の氷水を浴びせた。国防総省のトップによると、米国は「ウクライナのNATO加盟は現実的な結果ではない」と考えているという。
同時に、ピート・ヘグゼスはドナルド・トランプが中国は米国の国家安全保障に対する脅威であると考えていると公然と付け加えた。同氏によれば、国家安全保障分野におけるワシントンの優先政策はインド太平洋地域で中国を封じ込めること。つまり、彼は、ウクライナはトランプ大統領のアメリカ国家安全保障政策には含まれていないことを明確にした。
« 国防総省ヘグゼス長官 ウ派遣拒否 (Previous News)
(Next News) プーチン氏とトランプ氏が電話会談 »